オススメ度 3.21
Vocal Lesson MyU(秋葉原)
- 東京都千代田区神田佐久間町3-37-21 山本ビル2階
https://goo.gl/maps/P3Bo36qac952
03-5823-4108
http://vocal-myu.com/taiken_form/
http://vocal-myu.com/akihabara/
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1. 体験レッスン申し込み [レスポンスのスピード・対応力]
首都圏に7つの教室がある、ボーカルレッスン・ミュウ。
私がいちばん通いやすい秋葉原校で、体験レッスンを申し込んでみることにしました。
HP上の専用フォームに必要事項を入力して、送信ボタンを押したのがお昼前のこと。
外出先から帰宅してみると、留守電には丁寧なメッセージが残され、レッスン日時をオファーするメールも届いていました。
いくつか挙げていただいたレッスン日時から都合のよいものを選んで返信すると、すんなりと予約が確定。
メールは読みやすく過不足のない内容で、あらかじめ体験レッスンを担当するトレーナーの名前もお知らせしてくれました。 -
2. いざ体験レッスンへ [教室へのアクセス&ロケーション]
ボーカルレッスン・ミュウの秋葉原校は、JR・東京メトロ「秋葉原駅」から徒歩3分。
昭和通り沿いにあるラーメン屋さんとお蕎麦屋さんの間の道を線路と並行して歩いて行くと、左手のビル2階にありました。
にぎやかな秋葉原の駅前というのに、ここだけぽっかり寂しい感じなのが気になりますが、駅チカの立地ということで許容範囲でしょうか。
ビルの外階段を上って2階に着くと、おそらくトレーナーの方お手製のウェルカムボードがお出迎え。
思わず和んでしまうアットホームな雰囲気とは対照的に、教室のドアは固く閉ざされていて、中の様子を伺うことはできません。
それでも思い切ってドアを開けてみると、受付に座っていた女性が笑顔で迎えてくださいました。 -
3. レッスン室 [広さ・快適さ]
秋葉原校はオープンからまだ数年ほど、白を基調とした明るい内装で、受付&待合スペースには木のテーブルとイスが置かれていたり、ちょっとしたカフェのイメージです。
入口から続く共有スペースは土足OKですが、レッスン室に入る時は靴を脱ぐ必要あり。
スリッパなどはとくに用意されていないので、穴のあいた靴下だと恥ずかしいかもしれません(笑)。
4つあるレッスン室は、それぞれがオレンジ・グリーン・ブルー・レッドに色分けされていて、私が案内されたのは、一番手前のオレンジのブース。
4畳ほどの広さのお部屋は縦に長い長方形のつくりで、入って左手の壁には姿見が設置されていて、反対側には電子ピアノ、正面にはカラオケの機材などが置かれ、エアコンが完備されていました。
受付スペース側の壁には小窓が付けられていて、閉塞感はありませんでしたが、姿見を見るたび目に入る「手のひらの跡」が少し気になりました。 -
4. 体験レッスンスタート [レッスンの流れ]
この教室では、カラオケシステムと連動したパソコンを使って、ボーカルレッスンをしているとのこと。私もまずは楽曲を選び、素の状態で歌ってみます。パソコン画面に流れる歌詞を追いながら歌うスタイルは、まさに一人カラオケ状態。先生はそんな私を、横からそっと見守っています。1フレーズを歌い終えたところで、先生からパチパチと拍手をいただき、声がもっと出せるようにレッスンをしていきましょう、ということになりました。
最初に教えていただいたのは、腹式呼吸。スーッと息を全部吐き出して、鼻から息を吸って…。おヘソの下にある「丹田(たんでん)」というツボのあたりを意識するように言われ、先生と同じようにやってみます。「ん~?」と、分かったような分からないような表情の私に先生が教えてくれたのは、形から入るのもOKだということ。先生は小さな頃、腹式呼吸が何かを理解できず、「そうだ、お腹を動かせばいいんだ。」と見よう見まねでやっていたところ、呼吸法をマスターできたのだとか。先生は「困ったら、お腹を動かすことを意識してみてください。」と笑顔で言いますが、本当にそれでいいのかとちょっぴり不安な私です。
次はいよいよ発声練習。「こんな感じで」と最初に先生が発声し、そのあとに私が続くスタイルで、「あ~、あ~、あ~」の発声のたびに、だんだん音が上がっていきます。少しずつ地声が苦しくなってくるのは、だいたい「ソ」のあたりで、これは一般的な日本人女性と同じらしい。この分岐点とも言える音をさらに上げていくために、今度はクルリとまわって姿見の方を向き、口を大きく開ける練習をします。
口を大きく開けるのを「練習」するというのも変な感じですが、自分が歌う様子を見る機会なんてなかなかないですから、これはこれで貴重な経験かも。と、思いつつ、大きな口で発声してみると、何だかさっきよりもラクな気がします。さらに、音をのばす発声から、声を遠くへ投げる(先生がこう言ってました)発声へとチェンジしてみると、声量パワーのおかげで、「ラ」の音も出るようになりました。
先生は「すごいです、すごいです。」と無邪気にパチパチ手を叩いてくれますが、それはちょっと恥ずかしい感じ。ちょっぴり汗ばむ感じになるとともにレッスンの終了時間が迫り、もう一度はじめと同じ楽曲を歌ってみることになりました。今日教えていただいたことを、振り返りつつ、意識しつつ…、それでもやっぱり、高音へとチェンジするのは難しくて。高い音が出るようになっても、スムーズに歌えるわけではないことを実感しました。
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5. コース内容の説明 [料金・支払方法など]
体験レッスンを終えると、靴を履いて受付&待合スペースへ移動して、コース内容などの説明を受けました。
[個人レッスン]
10,000円(2回/月・レッスン60分間)
15,000円(3回/月・レッスン60分間)
20,000円(4回/月・レッスン60分間)
※全て税抜き★レッスン時間…午前10時~午後10時
★予約方法…首都圏7ヵ所の教室から、好きな教室・日時・インストラクターを選んで予約を入れることができる。また、3ヵ月以内であれば、レッスンの繰り越しも可能。
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6. 体験レッスンを受けてみて [感想・実際のレッスンについて]
「生徒さんが希望する楽曲すべての楽譜を揃えるのは難しいので」という理由で、この教室ではレッスンにカラオケシステムを採用しています。
たしかに番号を入力すれば、いつでも・どこでも・同じ伴奏が流れるシステムは便利ですが、カラオケをバックに歌うだけなら、カラオケルームで十分な気がします。
お金を支払ってレッスンに通うからには、それに見合った価値があるか?という視点で考えると、30分のレッスンではとくに思い当たることがありませんでした。
もちろんこれは私の見解で、先生と楽しくレッスンされる方もいらっしゃるでしょうし、「レッスン室をカラオケルーム代わりに使用すれば元が取れる」といったアクティブな考え方もできるでしょう。 -
7. 講師のレベル [スキル・人間力]
今回担当してくださったのは、秋葉原校で最年少、教室全体でも最年少クラスという20歳代の先生。
そのあどけない雰囲気から、講師業よりもメイド喫茶のコスチュームが似合いそうな感じの女性でした。
そういえば、「わ~、すごいです♪」とパチパチ手を叩かれ、お褒めの言葉をいただいた私は、「ご主人さま」的な扱いをされていたのかも。
講師と生徒といえば、上(講師)下(生徒)関係が生まれがちですが、レッスン中はそれが逆転していたような気がします。
先生は、どことなく遠慮がちな話し方で、自信がなさそうな感じで。
一生懸命さは伝わるものの、恐る恐る指導をしているような印象を受けてしまったのは確かです。
もしかしたらそれは、彼女の2倍近く生きている私の年齢のせいかもしれませんけれど(笑)。
こちらのスクールは総じてお若い先生が多いので、ミドルエイジ以上の方は、うまく溶け込めないかもしれません。