【2023年版】 東京・城東+市川エリアのボーカルスクール・ボイトレ比較 評価(口コミ)まとめ

ボーカル・ボイストレーニングスクール選びのポイント

所属講師のレベル(質)でそのボーカル・ボイストレーニングスクールの良し悪しが一目瞭然

ボイストレーニング


ボイストレーニングとは、文字通り、ボイス「声の」トレーニング「訓練」です。
身体を使って、息を使って、声帯という器官を振動させて、声を出す。
この一連の動きを、効率良く、自然に、意図した音を出せるように訓練していく事です。
これは、【歌唱指導】とは、全く異なります。

スポーツで例えると・・・
歌唱指導が、それぞれの競技のコーチング。
ボイストレーニングは、その競技を、高いレベルで行う為の、身体を造る作業です。
最近では、パーソナルトレーナーをつけて、トレーニングを行う人も少なくありません。
そのイメージが1番近いと思います。
声は、人によって千差万別、それは世界で一つだけの貴重な楽器です。
その人の声を聴いて、もっと効率よく、もっと効果的にパフォーマンスを発揮できる身体に変えていく作業、それが、ボイストレーニングです。

ボーカルトレーニング


ここで言う「ボーカル」とは、ロック、ポップスの「歌唱」上でのトレーニングとして、話を進めていきます。

歌だけではなく、音楽を演奏するにあたって、正解があるものが2つあります。
それは、【ピッチ(音程)】と【リズム】です。

この2つは、座標のように、楽曲上で、お互いがお互いを補完し合う形を取ります。
どんなに音程が合っていてもリズムがズレれば、どんなにリズムが良くとも音程がズレれば、メロディーは崩壊します。
メロディーが、この2つから出来上がっている、と言っても良いです。
このリズムとピッチの精度を上げるには、スケール(音階)の感覚が必要になってきます。

スケールとは、音を高い(低い)順に並べたものです。
メロディーを構成しているのは、スケール上の音であり、そのならびを把握することで、メロディーの形を、より滑らかに、よりクッキリと浮かび上がらせることができます。
また、【トーン(音色)】【ダイナミクス(強弱)】【エモーション(感情や、それに伴う発音)】この3つは、メロディーによって、複合的に変動します。
これらを意図的にコントロールできるようにトレーニングするのが、ボーカルトレーニングであり、シンギング(歌唱指導)です。

身体の構造(ボディマッピング1)


歌唱時の「正しい姿勢」それは、他の楽器で言うところの「形」にあたります。
どんな楽器でも、形は大事です。
特に管楽器は、そのパイプの形が僅かに違っても、吹奏感や音色や音程に微妙に狂いが生じてきます。
発声器官をスムーズに機能させる為にも、その音声を美しい歌声に変える為にも、共鳴空間を保持してあげる必要があります。
正しい姿勢をとる事で、「正しい呼吸」ができるようになります。

それが「腹式呼吸」です。

腹式呼吸と言っても、本当にお腹に息が入る訳ではなく、『まるでお腹に息が入っているよう』に、腹横筋(インナーマッスル)を使って、肺の下部(下葉)を中心に使って息を落とし、重心を下っ腹(丹田)まで落とします。
また、発声時は、下っ腹に作った風船の圧力を下方向にキープしながら、肺から声帯に向けてのベクトルである上方向に意識すると、身体全体を使った声、所謂「お腹から出る声」と言われる、正しい発声になります。

声帯の構造(ボディマッピング2)


声帯は、開閉する左右一対の襞(ひだ)で、筋肉と、靭帯と、粘膜で出来ています。
呼吸時には開いており(声門と言います)息が素通りします。
発声時には閉まり、息が声帯を振動させて、音を出します。

また、喉仏(のどぼとけ)にあたる喉頭を下に下げると、声帯の前側が伸張します。

また、口の奥を縦に伸ばす(軟口蓋を上に上げ、舌根を下に下げ、縦方向に離す)と、声帯の後ろ側を開閉させる「被裂軟骨」が動き、声帯の後ろ側が伸張します。
この伸張して、声門閉鎖した声帯に、息があたって、振動と開閉の混ざった複雑な動きをして、喉頭原音(声の元の音)が出ます。
その音が、下咽頭(喉の上の部分)、口腔(口の中)、鼻腔(鼻の中)に響き、共鳴がおこり、声になります。

ピアノ伴奏力


ボイストレーニングは元より、ボーカルレッスン時にも、欠かせないのがピアノに代表される鍵盤楽器です。
鍵盤楽器は、音楽の三大要素【リズム】【メロディー】【ハーモニー】この3つを体現できるからです。
ギター等の弦楽器ですと、音程の安定が難しく、また、音の減衰が速い為、メロディー、ハーモニーの音取りや、発声練習の伴奏には向いていません。
一方、ピアノは、ピッチが正確で、音のサステインも長く、また、その名の通り、音のダイナミクスレンジも非常に大きいです。(ピアノの正式名称は『ピアノフォルテ』)
より正確に、よりドラマチックに伴奏サポートできる楽器という事です。

そのため、ボーカルという楽器をチューニングするという意味でも、楽曲のパフォーマンスを上げる上でも、指導者はピアノの伴奏力が不可欠です。

カラオケだけのレッスンって、そもそもあり?


カラオケだけを使用してのレッスン、いわゆる、カラオケ教室等のレッスンは、ボイストレーニングとは違い、歌唱指導(シンギング)に近いと思われます。

「このフレーズは、力強く」「ここの高い音は音程に気をつけて」「もっと切ない声で」「跳ねるようにリズム良く」等、歌唱指導のレッスンで使われる言葉ですね。
この言葉たちは、その通りに出来れば、確かに表現力が上がり、歌が上手くなります。
しかし、大事な事が抜けています。それは、『HOW(どのように)』です。
どうやったら、その指摘箇所を、その通りに歌えるのか?
指導者が「ただ歌える」だけでは、的確に教える事は難しいでしょう。
指導者は、自らが行なっている事を客観的に判断分析して、それを生徒さんの中に、科学的に再構築するわけです。
フィーリングに頼って指導すると、それに共感出来ない生徒さんには、何も伝わらないのです。

音楽知識の有無


歌は誰でも歌えます。
それは、とても素敵な事です。

しかし、歌が上手いだけで、人に教えられるでしょうか?
答えはNoです。

自分が出来ている事を、客観的に捉え、的確に第三者に伝えるためには、音楽的知識が不可欠になります。
楽曲には「キー(調性)」があります。
そのキーに則った音の並びが、「スケール(音階)」になります。
そして、楽曲にはメロディーの後ろに流れる「コード(和音)」があります。
譜面には、その情報が書いてあります。
その譜面を読める事で、知らない曲でも、音楽を演奏することが出来ます。
つまり、知らない曲を教えることが出来るという事です。
この世の中に、楽曲が、いったい何曲あるのか、想像もつきませんが、全てを網羅するのは無理です。
だからこそ、譜面が読めるという事が、教える上で、非常に大事になってきます。
日本人なら誰でも日本語が喋れます。
ならば、ミュージシャンは誰でも、音楽理論を理解している必要があると思います。

ボーカル・ボイストレーニングスクール Q&A一覧

個人経営の場合
トレーニングに関する情報が更新されることが少なく、トレーニングメソットが一方的になりがちになる傾向があるため注意が必要です
講師(ボイストレーナー)自体の歌唱レベルが低い場合
講師自身が適切なトレーニングを受けてきていない可能性があります。適切にデモンストレーションができるのか、受講する側としても見極める必要がございます。⇒デモンストレーションをしない、ワンフレーズしか歌唱しないような講師には注意が必要です。
ひとつのトレーニングメソットを押してくる
日本国内のボイストレーニングメソットは、まだまだ確率されておらず、多様なトレーニング方法が存在します。ひとつのメソットを押してくる場合

メリット

そのトレーニング内容が合えば、確実に伸びます。

デメリット

問題点がそのメソッドの他にある場合、伸びない上、持っている良さを削ってしまうことが見受けられます。

発声についての基礎知識の確認
質問をしても「具体的なメカニズムではなく、感覚的な回答しかない」
⇒発声法やボディマッピングなどの体のメカニズムなどの知識不足が考えられます
⇒簡単な質問でも、詳しく解説できるか?
⇒難しい質問を簡単に解説してくえるのか? 確認してみましょう
アウターマッスル=筋トレを勧める
ボイストレーニングに必要な主な筋力は、インナーマッスルといわれる筋力です。
声帯回りの筋力、腹式呼吸=横隔膜を動かす筋力、または、横隔膜を一定に保つ筋力などが、必要であり、表面的な筋力アップは特に必要ありません。
スピリッチュアルな話が多い
相手をコントロールする手法のひとつのため、注意が必要です。
難しい専門用語が多い
知識不足や実力不足を悟られないように防御する意識が働いている可能性がございます。
難しいことを簡単に解説できるか?
簡単なことをより詳しくわかりやすく解説できるか?
また、デモンストレーションできるかが大切です
行っているトレーニングの効果を適切に解説できるのか?
講師(ボイストレーナー)自身が検証し、解説できる必要があります。
講師自身の好きなジャンルや歌唱法へ誘導する
自身の歌唱やジャンルに幅がなくワンパターン。または楽曲把握力が低い可能性があります。
ピアノもしくはギターなど楽器演奏が全く出来ない
音楽的教育を受けたことがなく、正しい音や和音感・リズム感などの音楽力を磨くことは難しいと判断されます。
発声指導のみで歌唱指導がない
ボイストレーニングとボーカルトレーニング(歌唱指導)は連動して行う必要があります。そのため、発声指導(ボイストレーニング)だけですと、歌になるとうまく声のコントロールができない可能性が出てきます。
「絶対上手くなる」など安易に言う
極論には注意が必要です