オススメ度 1.92
FANTO MUSIC SCHOOL(秋葉原)
- 東京都 千代田区 神田佐久間町3-31-3 てらこや
https://goo.gl/maps/aNb6SWn9odH2
03-3866-8699
http://www.fanto-school.com/page397047.html
http://www.fanto-school.com/
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1. 体験レッスン申し込み [レスポンスのスピード・対応力]
翌週金曜日の予定がぽっかり空いたので、こちらの体験レッスンに行ってみようと思い立ったのが日曜日。
30分間の無料レッスンを受けるべく、HP上の専用フォームを送ってみたのですが…、まったくレスポンスがありません。
「あれ~、おかしいな」と思いつつ、忙しさで数日が経過。
夕方の忙しい時間に電話が鳴ったのは、レッスン希望日の前日、木曜日のことでした。
どうやら私が入力したメールアドレスに不備があったらしく、「何度送ってもメールが返ってきてしまうんです」、という状態だったらしい。
食事の支度で手が離せなかったので、アドレスを確認して、再度メールを送っていただくことにしたのですが、なんとメールを受信したのは翌日の夜。
そこからレッスン日を調整するとのことで、また3日間放置(泣)。
ようやく届いたメールに安堵しつつも、最後まで読み終えた後で、しばし愕然する私。
なんとメールには、日時の変更・キャンセルはレッスン日の3日前まで、それ以降は1レッスン分の料金が発生するとの内容が書かれていたのです。
ここまでの対応とキャンセル料の一文で、体験レッスンは辞めようかと思ったのですが、どんなスクールなのか見てみたいという好奇心が勝り、ドタキャンしないようにと体調を整えて当日に備えました。 -
2. いざ体験レッスンへ [教室へのアクセス&ロケーション]
FANTO MUSIC SCHOOLは、JRや東京メトロの「秋葉原駅」から歩いて3分ほど、昭和通りを少し入った場所にあります。
Googleマップを確認しながら歩いて行き、ここかな?と思われるビルにたどり着いたものの、「FANTO MUSIC SCHOOL」の看板はなし。
それでも、スクールの住所である「TERA-COYAビル」には間違いなさそうなので、思い切って階段を上がってみることにしました。
2階に着くとそこは、TVドラマに出てきそうな探偵事務所風のしつらえ。
事務所奥のデスクには、愛犬を小脇にかかえた女性オーナーらしき人物が座っていて、不愛想な会釈とともに面倒くさそうに立ち上がり、私がいる受付の方へとやって来ます。
と、ここで、さっきまで表でタバコを吸っていた男性が私を追いかけて駆け上がってきて、やけに愛想よく迎え入れてくださいました。 -
3. レッスン室 [広さ・快適さ]
事務所のテーブルで私が簡単な申込書を記入していると、その横でさっきの男性が譜面台を組み立て始めます。
「え?まさか、ここで歌う?」とアセッていると、スリッパに履き替えるように言われ、上の階へと案内されました。
パーテーションで仕切られた3階フロアの横をすり抜けて、4階フロアへ。
どうやらこのスクールでは、20畳はありそうな広々ワンフロアが、そのままレッスン室になっているようです。
姿見が設置された窓側には電子ピアノとちょっとした機材、その反対側には会議室にありがちな長テーブルとイスがたくさん、そしてホワイトボードが置かれていました。
個人レッスンをするにはもったいない広さですが、グループレッスンがあったり、ダンスサークルに場所をレンタルすることもあるとのこと。
2階が受付&事務所、3・4・5階に同じ広さのレッスン室があり、各階を移動するためには、教室横の通路を通って階段を使用する必要があります。
「使用中はお静かに」的な張り紙がしてありましたが、いくらパーテーションで仕切られているとはいえ、自分のレッスン中にドヤドヤと脇を通られたら落ち着かない感じです。 -
4. 体験レッスンスタート [レッスンの流れ]
「もうすぐ先生がいらっしゃいますので」と言われて、ようやくこの男性が講師ではないことを知った私。
パイプ椅子に座ってすこし待っていると、長い髪を束ねた女性の先生が、先ほどの男性スタッフと一緒にやってきました。
まずは雑談的な感じからスタートすると、教室隅のホワイトボードに私が好きなアーティストや楽曲などを書いていき、その流れで声帯のイラストなんかも描いてくれます。意外と役に立つホワイトボードを使って、声が出る仕組みのようなものをレクチャーしれくれた後、「じゃ、少し声を出してみましょう」ということになり、先生は窓側の電子ピアノに移動。
私は自分の姿と窓の外の風景を眺めながら、「あ~、あ~、あ~」と発声します。
「ド」の音からはじまって、最初のヤマは「ソ」あたり。
と、ここで先生が立ち上がり、ホワイトボードに移動して、再び講義タイム。今度はホワイトボードに人のイラスト描いて、腹式呼吸についてのレクチャー。
肺に入った空気で横隔膜が下がり、お腹がふくらむ。
とても分かりやすい説明を受けた後で、もう一度発声してみると、先生から「半音あがりましたね」と言われて喜ぶ私。
さらに私の声を分析した先生は、「鼻に響かせた方が高い音がラクに出ると思いますよ」と言い、またまたホワイトボードに移動して鼻のイラストなんかを描いてくれます。「おぉ、たしかに」。
鼻に響かせることを意識してみると、何だか高音がラクに出せる気がします。
さっきまで難しかった「ラ」の音もクリアしたところで、いよいよ楽曲を歌ってみることに。
先生のスマホを機材につないで、カラオケをバックに気持ちよく歌います。
1フレーズ終えると、先生から気をつけるべきポイントについてアドバイスをいただき、続けてもう一回。
「うんうん、何だかいい感じ」といったところで、レッスンは終了となりました。 -
5. コース内容の説明 [料金・支払方法など]
体験レッスンを終えると、事務所がある2階フロアに移動して、コース内容などの説明を受けました。
[個人レッスン]
14,100円(2回/1月・レッスン45分間)
19,500円(3回/1月・レッスン45分間)
24,100円(4回/1月・レッスン45分間)[グループレッスン]
6,300円(3回/1月・レッスン50分間)
10,500円(4回/1月・レッスン50分間)★レッスン時間…平日/午前10時~午後10時 土日祝日/午前10時~午後9時
★予約方法…個人レッスンは、担当講師と直接やり取りをしたり事務所を介したりして、自由に設定できる。グループレッスンは水・土・日で時間固定。
★支払方法…指定銀行口座への振り込み
入校金は10,500円。会員証発行手数料1,050円。
⇒きっと 消費税対応できていないのでしょうね。個人レッスン受講者は、料金そのままでグループレッスンにも参加できます。ただし、グループレッスンは平日昼間と土・日の昼間に全4回(日時固定)。身軽に動ける人にとっては嬉しいシステムも、家族がいる私にはあまりメリットがありません。そのほか、キッズコースやプロコースなども用意されていて、オーディション合格やプロを目指す方などのニーズにも対応しています。
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6. 体験レッスンを受けてみて [感想・実際のレッスンについて]
30分という短い時間ながら新しい発見があったり、ほんの少しだけ「歌える自分」に近づけた気がしたり。
先生とのコミュニケーションも楽しくて、レッスン自体は満足できるものでした。
ただし、私が好印象を抱いたのは、レッスンを担当してくれた先生に対してのみ。
メールのやり取りから、レッスン日の対応までを考えると、このスクールに通うのをためらってしまう感じです。
メールアドレスの誤入力はたしかに私のミスですが、それから先の対応、体験レッスンのキャンセル料の件、そして何といっても、誰もが「自らを名乗らない」ことに違和感を覚えました。
メールの送信主はいつでも、「FANTO MUSIC SCHOOL 秋葉原スタジオ」からで、メールを送った責任者の「署名」はありません。
また、レッスン当日に対応してくれた男性スタッフも、自分が何者であるかを明らかにすることはなく。
せっかく体験レッスンをしたのに入校につながらない、がっかりなケースとなりました。 -
7. 講師のレベル [スキル・人間力]
大学時代、声楽ではなく演劇を専攻していたという先生は、ロングのフレアスカートにプロ仕様のヘッドホン姿で登場しました。
まだ30歳前後だと思われ、こちらでお仕事を始めたのは1ヵ月前とのこと。
「無料ゆえの新人講師?」と勘繰ったのですが、教え方も、歌唱も、ちょっとだけ聴いたピアノのスキルも、なかなか。
とくに、発声法については「大学時代に何十通りも勉強した」とおっしゃっていた通り、いろいろな引き出しをお持ちのようです。
指導のポイントも的確で、30分があっという間に感じられるほどに楽しいレッスンでした。
とは言うものの、レッスンの最初に先生が「他の方とは全然ちがう教え方だと思います」と話していたように、この日のレッスンが教室のスタンダードというわけではなさそう。
たまたま私は先生との相性がよく、レッスンの内容にも満足しましたが、担当する講師の先生によっては当たりハズレがありそうな感じです。