オススメ度 2.14
MAT音楽教室(曳舟)
- 東京都墨田区京島1丁目42-9 大野ビル
https://goo.gl/maps/VBy3wh1eCK82
03-6657-5151
http://www.mat-music.jp/contact
http://www.mat-music.jp/
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1. 体験レッスン申し込み [レスポンスのスピード・対応力]
こちらの教室ではピアノやヴァイオリン、フルートなど、さまざまな楽器を習うことができ、それぞれ30分間の無料体験レッスンを受けることができます。
HPには電話番号とともに「お気軽にお電話ください」というメッセージがありましたが、まずはお問い合わせフォームを使ってレッスンを申し込んでみます。
が、メールだけでレッスン日を確定することができず、結局お電話をしなければならないことに。
こちらの希望などを伝えて、講師の方のスケジュールを調整していただいて。
ようやくレッスン日時が確定した後も、「歌いたい曲」の希望を聞くメールをいただいたりと、ちょっぴり面倒な感じです。
考えてみれば、MAT音楽教室のMATは「Music Academy Tanaka」で、田中先生が主宰する音楽教室。
アットホームとも言える昔ながらのアナログ的な対応も、仕方がないことなのかもしれません。 -
2. いざ体験レッスンへ [教室へのアクセス&ロケーション]
MAT音楽教室には2つの教室があり、東武スカイツリーラインの曳舟駅から徒歩1分の場所に第一教室、京成曳舟駅を出て30秒ほどの場所に第二教室があります。
その中で、ボーカルレッスンを受講できるのは、毎週金曜日の第二教室のみ。
「曳舟駅から30秒」という立地に心惹かれていたものの、東武線ユーザーの私にとってはメリットがなく、結局7分ほど歩いてようやく到着しました。
1本道なので迷うことはありませんでしたが、東武線の駅からだとちょっと遠いかな、という印象。
何はともあれ、明治通り沿いのビル1階に音符のロゴマークを発見し、思い切ってドアを開けてみます。
と、受付と呼ぶにはあまりに狭い、たたみ一畳分くらいのスペースの端っこに、ちんまりとスタッフの女性が座っていて。
そのすぐ右手には、グランドピアノがドーンと置かれたレッスン室があったりと、いろいろな意味で圧倒されまくりのスタートです。 -
3. レッスン室 [広さ・快適さ]
私が伺った曳舟第二教室には2つのレッスン室があり、グランドピアノが置かれた部屋は8畳くらい、私が通された部屋は6畳ほどの広さでした。
電子ピアノではなく、昔ながらの黒塗りのピアノが置かれ、その他には、姿見、譜面台、ラックなどがありました。
レッスン室はエアコン完備、小窓が付いて明るい雰囲気でしたが、どうも防音面はイマイチらしく、お隣の部屋からつたないピアノのメロディがずーっと聞こえていました。
その辺を突っ込んで聞いてみると、「外までは聞こえませんから」と笑顔の返答。
それはそうでしょう、聞こえたら大変です。
教室の外は交通量が多い明治通りですから、私の声をみんなが聴いていたら思いっきり恥ずかしいです。 -
4. 体験レッスンスタート [レッスンの流れ]
受付スペースの隅っこに置かれたイスに座って、簡単な申込用紙を記入すると、スタッフの女性に講師の方を紹介されてレッスンがスタート。
まずは、「素の状態の歌声を聴いてみたい」とのことで楽曲を選択し、YouTubeのカラオケをバックに歌ってみます。
とりあえず1フレーズを歌い終えると、先生からいくつかのポイントを指摘され、一つずつ修正していくことになりました。まず最初に教えていただくのは、腹式呼吸。
姿見の前に立って、息を吐くとき、吸うときの体の動きをチェックしますが、自分が息をする様子なんてマジマジ見たことがないので、ちょっと恥ずかしい気分です。
すーっと吐いてお腹が引っ込む感じ、鼻から息を吸ってお腹が膨らむ感じ。
「理論」というよりも「感覚的」な指導で、理論派の男性には不向きかな?という印象です。続いては、またもや感覚的な「喉を開く」必要性について。
音楽専門学校出身という先生は、自分が戸惑った経験から、できるだけ分かりやすく「喉を開く」ことについて伝えようとしてくれるのですが…、イマイチ理解できません。
さらに先生は、喉声、チェストボイス、ミックスボイス、ファルセット、と実際に歌ってみてくださるのですが、やっぱり分かったような、分からないような感じで。
あれこれ盛りだくさんで、私は若干キャパオーバー気味に。次は、「口を大きく開けてハキハキ歌う」ことを目標に、先生のピアノにあわせて発声練習。ここまでのレッスンで、それなりに感覚が身についたのか、「あー、あー、あー」と歌ってみると、何だか声が出やすくなっている気がします。
そこで、ここまでの仕上げとして、もう一度はじめと同じ楽曲を歌ってみることに。
iPadから流れるメロディにあわせて歌ってみると…、我ながら確かにいい感じ(笑)。
でもそれは、いい感じの「感覚」が、体に残っているせいなのかも。
自宅に戻ってからもレッスンを振り返れるような、「言葉」での指導もお願いしたい気がします。 -
5. コース内容の説明 [料金・支払方法など]
体験レッスンが終わってレッスン室の外に出ると、受付スタッフの女性が「いかがでしたか~?」とお出迎え。いかがでしたか?も何も、ゆっくり話をするスペースもないわけで。とりあえずパンフレットを手に、レッスン料などについて簡単なレクチャーを受ける。
[ポピュラーコース(ボーカル)]
9,273円(3~4回/月・レッスン30分)+教室運営費1,636円/月
13,364円(3~4回/月・レッスン45分)+教室運営費1,636円/月
17,455円(3~4回/月・レッスン60分)+教室運営費1,636円/月
※全て税抜き★レッスン時間…午後1時~午後8時
★予約方法…ボーカルコースは、毎週金曜日。講師は1人のみなので、既存の生徒さんで埋まっている以外の、空いている時間を予約することになります。
★支払方法…銀行口座からの引き落とし入会時には入会金として10,000円(税抜き)が必要。
ボーカルコースが設定されているのは週に一度、金曜日のみ。講師の方も一人だけなので振り替えなどはできません。お仕事を持っている方が、無理なく・無駄なく通い続けるのは、なかなか難しそうです。
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6. 体験レッスンを受けてみて [感想・実際のレッスンについて]
体験レッスンは30分、実際のレッスンも30分なのですが、この時間では少々物足りない気がします。
曳舟第二教室には、レッスン室のほかに落ち着けるスペースがあるわけでもなく。
わざわざ電車にのって教室に行っても、レッスンを終えたらすぐに帰らなくてはならないでしょう。
そんな環境のなか、与えられたレッスン時間は30分間。
発声練習をして喉をあたためていたら、すぐに時間が過ぎてしまいそうですし、先生と無駄話をするのさえ無駄に思えてしまいます。
アットホームさを売りにする音楽教室の割には、毎回のレッスンでコミュニケーションをとることが難しそう。
体験レッスンは楽しいものでしたが、通い続けるか?となると、考えてしまう感じです。 -
7. 講師のレベル [スキル・人間力]
講師の先生は、メジャーデビューを果たしたシンガーソングライターで、可愛らしい感じの女性でした。
まだお若い感じでしたが言葉遣いもキチンとしていて、お友達感覚でレッスンをすることができると思います。
難しい専門用語を使うのではなく、分かりやすい言葉で、かみ砕いて教えてくださって。体や声を使った実践的な指導で、自分が「歌える」状態をイメージすることができました。
が、これはあくまでも、先生の実体験に基づいた歌唱指導です。
ボーカル講師は1人のみですから、若い女性から指導を受けることに抵抗がある方や、歌について理論的に学びたいという方には、あまりオススメできません。
30分というレッスン時間はあっという間に過ぎていきますし、遠方からわざわざ通うのも、もったいない気がします。